源流ボーイズブログ

ベイブ観たあとに豚肉を食べる勇気

狩猟試験

昨日、狩猟免許の試験を受けてきました。

手応えとしては、
落ちたかもしれない。

筆記テストは、今、自己採点してみると100点だったと思う。
完璧だった。

その後の、
獲っていい動物の判別テストや、
使っていい罠の判別テストも、
自己採点では100点だったと思う。
これも完璧。

試験勉強に抜かり無し。

ただ、
罠設置の試験がまるで出来なかった。
ほぼ0点かもしれない。

この罠設置のテストが出来ないと、
他のテストがどれだけ出来ていたとしても、即失格らしい。

くぅ〜!

以前、
講習会で、「くくり罠」と言う罠の設置の練習をさせられた。
一生懸命やった。
講師の人も、「これで試験も大丈夫!」と言ってくれた。
スマホで動画を撮って復習もしてしっかり勉強した。

そして、今日の試験で、
「箱罠」と言う罠を設置しろと言われた。

ふざけるな!
習ってねぇーよ!
くくり罠じゃねぇのかよ!

事前の話では、「くくり罠」か「箱罠」の好きな方選んでテストできるって聞いてたぞ!

箱罠だけじゃねぇか!


たぶん、原因はわかった。

僕は、地元が岐阜県なので、岐阜県の講習会に出ていた。

でも今住んでいるのが、愛知県なので、愛知県で試験を受けないといけないらしいから、
愛知県で試験を受けた。

ここで、ズレが生じたんだ。

岐阜県は、くくり罠か箱罠を選べるのかもしれないが、
愛知県は、箱罠オンリーだったのだ。

誤算だった。

これは愛知県の講習会に出ていればわかったことだろうから、
出ていなければわからないのは当然だ。

悔しい。

あれだけ勉強したのに、こんな仕打ちに会うなんて。
あんまりだ。

テストは全国で統一しろぉ!!

なので、僕は試験官に、

「くくり罠しか知りません。
二つあって選べるって聞いてました。
なのでくくり罠しかわかりません。」

と正直に言った。

すると、試験官のジイちゃんが、

「えっ?いや、箱罠だけだよ?
出来ない?触ったこともない?」

と戸惑うように聞いてきました。

戸惑ってんのは、こっちだよ。

僕は、
「触ったこともないです!」
と言った。

わからない罠を適当に触って合格できるとも思わなかったので、
ここは潔く、出来ないと面と向かって試験官に伝えた。

こりゃ落ちたな。

「いいから、いいから!
とりあえず、まぁ、ちょっとやってみ!なっ、アレするから!」

アレするってなんだよ!

試験官のジイちゃんが、それでもとにかくやれと僕に箱罠設置を強要してきた。
いや、出来ねぇっつってんだろ!

なのでわからないなりにも、とりあえず箱罠を設置しようと試みるが、案の定わけがわからない。
そりゃそうだよ、知らねぇーんだから。

すると、ジイちゃんが寄ってきて、
なんとその場でやり方をレクチャーしてくれた。

「ここをこうやってな、こうやってな、こうするんよ?」

うんうん、
いいのかよ、それ!

まさか、試験中に教えてもらえるとは。

だけど、そんなに甘くない。
野生動物を捕まえるための罠がそんな単純な構造をしてるわけがないのだ。
そんなの一回見ただけでは覚えられないよ。

だから結局、僕はよくわからないまま、ガチャガチャと箱罠をイジり続けていた。

「…よ、よし、はい!いいよ!」

え!?いいの!?

いや、
その「いいよ」はどっちの「いいよ」なんだ!

そして、ろくに罠の設置も出来ないまま、試験は終わった。

結果は明日の13時にWEB上で発表されるらしい。

う〜ん、こりゃダメか。


そして、今日。

午前中の仕事は
試験結果が気になって、まるで身が入らなかった。


ジジイ頼むぅ〜!
アレしてくれぇ〜!


そして、13時になり急いでスマホでWEBを開き見てみると、合格者の試験番号が羅列されていた。

僕の試験番号は219番…。

ええと、

217
218
219

あった!

やった!合格した!

やったぜぇーー!!!


これで晴れて僕は念願の猟師になれたわけか!

はぁ〜嬉しい!!
ジジイありがとう!!
アレしてくれてありがとう!!




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